小ネタ
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バトル中等の応急処置ではなく長期的な治療の際に岩タイプに治療薬が含有される特殊なパテを塗る治療法があり、センターで処方された薬を岩ポケに塗ってるのが傍目にはちょっとした修繕工事みたいに見えて、その様子から岩タイプトレーナーは左官工と呼ばれる世界線の話。
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マクワ君だけ休みの日にキバナ君の家で留守番がてら預かっていたヌメルゴンが冷蔵庫から紙パックのザロクの実ジュースを出して飲み始めて、あまりにも自然な仕草だった為注意するという発想が湧かずただ「普通に開けて飲むんだ......」とぼんやり眺めていたら、全身がほんのりと赤くなり出し、滴る粘液がザロクジュース色に染まり、慌ててやめさせようと近寄ろうとしたら目の前でくしゃみされその振動でヌメルゴンの粘液が飛び散ってマクワ君に降りかかり、それに気を取られているうちにジュースは完飲されて、満足げにニコニコするヌメルゴン。
どうしようかなぁこれ......それにしてもどんどん粘液が赤くなるな、吸収率が良いのかな......と、収集がつかない状況に半ば投げやりな感じで眺めつつ「......ザロク好きなんですか?」とか場の光景に対して妙に呑気な質問を投げかけてる内にキバナ君が帰宅し、今の自分の状態をうっかり失念したままマクワ君が玄関に行ったため、キバナ君視点だと血塗れの恋人が出てくるホラーどころじゃない光景になりナックル城に悲鳴が響くし、
「ち、違います!これは......!」と、マクワ君が事情を言いかけた辺りでヌメルゴンが出て来てやっぱり赤いから何それー!?って二度目の悲鳴が響くし城内の住民が野次馬しにくる。
「もー何でおうちでハロウィンやってんのオマエら〜」
「事故ですってば」
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「伝説などで大嵐が起こった話とかさ、伝説上の神様や神とされるポケモンによるものって説もまあまあ有るが、中にはこれただのポケモンバトルのせいだろうってヤツあるよなぁ」
「ワイルドエリアの荒れ狂う空は超常現象では無く一人のドラゴンジムリーダーによるものだった!って後世のドキュメンタリー番組で言われるやつ、ですね」
「オレかよ! それだったら砂嵐の原因のいくらかはオマエも含まれているだろ」
「ぼくの及ぼした影響なんてそれこそ砂粒程度のかわいいものですよきっと。
天候絡みの案件ならキバナさんが多分ガラル1目立っている筈ですから100年後にはある事ない事大体あなたのせいになっているかも」
「オマエは本当屁理屈の絶えない奴だなぁ」
「......」(徐に俯く)
「どうした......?」
「......昔の口数の少ないぼくの方が好きだった?」(自嘲気味な笑顔で)
「な!?(唐突な試すような態度に驚くキバナ) ......今の方が好きだよ」
「ふん」
「ええ!? 今の流れでオレなんでそっぽ向かれるの?
なんだよ〜、なあ、こっち向いて?」
(向かない)
(こいつ〜(ぐぬぬ)みたいな顔を一瞬した後マクワの顔が赤い事に気づいて、ほんと素直じゃないなこいつ......って反応をするまでの無言アクション数コマ)
(何となく抱きしめてあげたい気分になるも同時にこいつ逃げるだろうなという気配を感じつつ、それでもじりじり近づくキバナ)
(逃げられる)
「くっ」