「まあ男なんてそうそう意識して高い声を出そうとはしないから、不意に上擦ったりすれば本人が一番びっくりする事さえあるが、抑えるのをやめて何の抵抗も無く漏れるようになった時のあいつの喘ぎ声ってかわいいんだよ。教えたら口塞ぐようになりかねないからマクワには絶対言わねえけど、例えるならココガラの囀りみたいだ」
「会うなり早々バカップルのシモの話なんぞ聞かされるのは気にくわねえがおまえにしちゃ詩的な比喩だからそこだけ二重丸やりますよ」
「マジ?」
「惚気に付き合わされたので花丸はやりません」
「ちょうだい」
「いやですね。おまえと井戸端会議をしに来たわけじゃないんです、周知事項があるなら手短にどうぞ」
「オマエがちゃんと集会に来ていればオレから惚気を聞かされる事も無いんだぜ?」
「......数分惚気に付き合う方が多少はマシか」
「どんだけリーグの活動に顔出すの嫌いなんだよ」
(ジムリがリーグ関連の集会や会議に欠席した際に連絡通したり後日内容を欠席者に報告するのがトップジムリだっていう妄想&あまり人には言えないけど言いたい惚気を欠席常習者で多少引け目があるかも知れない+その手の話を適当に聞き流してくれそうなネズ君にだけ言うキバナ君という妄想。惚気の内容によっては歌のネタにされたりしている事をマクワ君は知らない)